ロンドン海軍条約とは?
ろんどんかいぐんじょうやく
ロンドン海軍条約とは、1930年にイギリス・アメリカ・日本・フランス・イタリアの5か国が締結した、補助艦の保有量を制限した国際条約です。
ロンドン海軍条約(London Naval Treaty)は、1930年4月にイギリス・アメリカ・日本・フランス・イタリアの海軍大国5か国がロンドンで締結した軍縮条約です。1922年のワシントン海軍軍縮条約では主力艦(戦艦・航空母艦)の保有量が制限されましたが、巡洋艦・駆逐艦・潜水艦といった補助艦については規制が設けられていなかったため、各国が補助艦の建造競争に走る状況が続きました。ロンドン海軍条約はこの補助艦の保有量を制限することを目的として締結されました。
主な内容としては、巡洋艦・駆逐艦・潜水艦の総トン数について米英日の比率をおおむね10:10:7とする取り決めが含まれていました。日本では、海軍の一部がこの比率を不満として強く反発し、条約をめぐる政治的対立(統帥権干犯問題)が国内に大きな波紋を呼びました。
条約は1936年の失効を前にロンドンで再度交渉が行われましたが(第2次ロンドン海軍条約、1936年)、日本は脱退し、全体的な軍縮体制は崩壊へと向かいました。ロンドン海軍条約は戦間期の国際協調と軍縮の枠組みを象徴する一方、その後の日本の孤立化と軍国主義化の一因とも位置づけられています。
使い方・例文
ロンドン海軍条約は歴史の授業や近代日本の政治史を学ぶ文脈で頻繁に取り上げられ、軍縮と国内政治対立の関係を理解する上での重要な事例として紹介されます。
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