ロベルト・グロステストとは?
ろべるとぐろすてすと
ロベルト・グロステストは、中世イングランドの神学者・哲学者で、自然科学の先駆的な方法論で知られます。
ロベルト・グロステスト(Robert Grosseteste、1168年頃〜1253年)は、中世イングランドを代表する神学者・哲学者・自然哲学者です。リンカーン司教として宗教界でも重要な地位にあった人物で、後にオックスフォード大学の発展に貢献したことでも知られています。
グロステストは当時のヨーロッパにアリストテレス哲学やイスラム科学を紹介・翻訳した学者のひとりであり、自然を数学的・経験的に探究しようとする姿勢を示しました。光(lux)の形而上学に関する著作では、光を宇宙の根本原理として論じており、後世の光学・物理学的な思索の先駆けともいわれています。また実験と観察を重視した手法は、近代科学的方法論の萌芽として評価されています。
グロステストの業績はトマス・アクィナスやロジャー・ベーコンら後の中世思想家に影響を与えました。現在では中世ヨーロッパにおける「科学的思考の先駆者」として、科学史・哲学史の双方から注目される人物です。
使い方・例文
中世ヨーロッパの学問史や自然哲学の起源を扱う書籍・講義で「グロステストの光の形而上学」として取り上げられます。
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