ロバート・アルトマンとは?
ろばーとあるとまん
ロバート・アルトマンは、アメリカの映画監督で、複数の登場人物が絡み合うアンサンブル劇と自由な演出スタイルでハリウッドに独自の地位を築いた巨匠です。
ロバート・アルトマン(Robert Altman、1925〜2006年)は、ミズーリ州カンザスシティ出身のアメリカ人映画監督です。第二次世界大戦後にテレビ業界でキャリアをスタートさせ、1960年代末から映画監督として本格的に活動しました。
1970年公開の反戦コメディ『M★A★S★H』が世界的な大ヒットとなり、カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞。ベトナム戦争時代のアメリカ社会に鋭く切り込んだこの作品は、後にテレビシリーズとしても長寿番組となりました。
アルトマン監督の最大の特徴は、複数の人物が同時に進行するアンサンブル形式の物語構造にあります。複数のカメラと重複する会話音声を活用した独特の撮影・録音スタイルは、リアルな群像劇を生み出す方法として映画史に残る革新でした。代表作には次のようなものがあります。
- 『ナッシュビル』(1975年)——24人の登場人物が織りなす群像劇の傑作
- 『ショート・カッツ』(1993年)——レイモンド・カーヴァーの短編を原作としたカンヌ審査員特別賞受賞作
- 『ゴスフォード・パーク』(2001年)——英国貴族と使用人の群像ミステリー
5度アカデミー賞監督賞にノミネートされ、2006年には名誉賞を受賞しています。インディペンデント精神と実験的アプローチで後世の映画監督に多大な影響を与えました。
使い方・例文
映画『ナッシュビル』や『ショート・カッツ』を観ると、ロバート・アルトマン監督が得意とする多人数の群像劇スタイルを体感できます。
この用語をシェア
最終更新: