レリーフとは?
れりーふ
レリーフとは、平らな台座から立体的に浮き出るように彫刻された造形表現のことで、浮き彫りとも呼ばれます。
レリーフ(relief)は、平面的な背景から形象が浮き出るように彫り出された彫刻技法、およびその作品のことです。日本語では「浮き彫り」とも呼ばれます。完全な立体である丸彫り(環彫)とは異なり、背景に付着した状態で立体感を表現するのが特徴です。
レリーフは浮き出しの高さによって次のように分類されます。
- 高浮き彫り(ハウト・レリーフ)— 像が背景からほぼ完全に浮き出た状態
- 中浮き彫り(ドゥミ・レリーフ)— 像の半分程度が浮き出た状態
- 薄浮き彫り(バ・レリーフ)— わずかに浮き出たフラットに近い状態
- 沈み彫り(クルー・レリーフ)— 背景より低く彫り込む古代エジプト特有の技法
レリーフの歴史は非常に古く、古代メソポタミアやエジプトの壁面装飾、古代ギリシャのパルテノン神殿のフリーズ、ローマのトラヤヌス記念柱などに優れた例を見ることができます。石材・大理石・木材・金属・陶磁器など多様な素材に施されてきました。
現代でも建築物の外壁装飾・貨幣・記念メダル・印章など多くの場面でレリーフ技法が用いられており、芸術と機能を兼ね備えた表現として広く親しまれています。
使い方・例文
神社仏閣の欄間や硬貨の表面に施された人物・動植物の模様は、レリーフ技法の身近な例です。建物の外壁に植物や動物を浮き彫りで装飾した建築レリーフも各地で見られます。
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