レオン・ワルラスとは?
れおん・わるらす
レオン・ワルラスはフランス生まれの経済学者で、限界効用理論と一般均衡理論を数学的に定式化し、近代経済学の礎を築いた人物です。
レオン・ワルラス(Léon Walras、1834〜1910年)は、フランス生まれでスイスのローザンヌ大学で活躍した経済学者です。父オーギュスト・ワルラスも経済学者であり、その影響を受けながら独自の経済理論を発展させました。
ワルラスの最大の業績は、経済全体のすべての市場が同時に均衡する状態を数学的に記述した一般均衡理論の構築です。1874年に刊行した主著『純粋経済学要論』において、需要・供給・価格の関係を連立方程式体系として定式化し、市場が相互に依存しながら均衡へ向かうメカニズムを論証しました。
また、ワルラスは限界効用理論の独立した発展者の一人でもあります。ジェヴォンズ(英国)やメンガー(オーストリア)と同時期に、財の効用が消費量に応じて逓減するという限界概念を提唱しました。この三者はのちに「限界革命」の立役者と総称されます。
ワルラスの理論的枠組みはその後の新古典派経済学、さらには現代のマクロ経済学・国際経済学の数理モデルに深く受け継がれており、20世紀のアロー=ドブリューによる一般均衡の厳密化にも直接つながっています。
使い方・例文
「ワルラスの一般均衡モデルは、ミクロ経済学の教科書で複数市場の同時決定を説明する際に必ず登場します」のように、経済学の講義や学術論文で言及されます。
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