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ルドルフ2世 (神聖ローマ皇帝)とは?

るどるふにせい

ルドルフ2世とは、16〜17世紀の神聖ローマ皇帝で、科学・芸術の庇護者として知られ、プラハを文化の中心地に育てた君主です。

ルドルフ2世(1552年〜1612年)は、ハプスブルク家出身の神聖ローマ皇帝(在位1576〜1612年)で、ボヘミア王・ハンガリー王を兼ねました。政治的な指導力よりも科学・芸術・神秘思想への熱狂的な関心で後世に記憶される特異な君主です。

スペイン宮廷で教育を受けた後に即位しましたが、政務より知的探求を好む性格から政治的な決断力に欠けると批判されました。宮廷をウィーンからプラハのフラッチャニ城に移し、そこを文化・学問の一大センターとして発展させます。

ルドルフ2世の文化的な業績と特徴は以下の通りです。

  • ティコ・ブラーエやヨハネス・ケプラーを宮廷天文学者として招聘し、近代天文学の発展を支援
  • 膨大な絵画・彫刻・工芸品・自然物のコレクション(「芸術の部屋」)を形成
  • アルチンボルド・スプランヘルら著名画家を宮廷に抱えた
  • 錬金術・占星術・魔術への関心も深く、各地から術者を集めた
晩年は弟マティアスとの政争に敗れ、帝位を失う前に没しました。宗教的には比較的寛容で、プロテスタントとカトリックの共存を図りましたが、これが三十年戦争の遠因の一つともなりました。プラハを科学革命の重要な舞台の一つとした点で歴史的意義は大きいとされます。

使い方・例文

科学史・ルネサンス・バロック文化を扱う文脈で「ケプラーを庇護した皇帝」として登場します。

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