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ルクレティウスとは?

るくれてぃうす

ルクレティウスとは、紀元前1世紀ローマの詩人・哲学者であり、エピクロスの原子論哲学を壮大な叙事詩『物の本性について』で詩的に表現した人物です。

ティトゥス・ルクレティウス・カルス(Titus Lucretius Carus、紀元前99年頃〜55年頃)は、共和政ローマ末期の詩人・哲学者です。その生涯についての記録はほとんど残っておらず、聖ヒエロニムスの短い記述以外に伝記的情報はありません。

彼の唯一の著作である長詩『物の本性について(De Rerum Natura)』は全6巻・約7400行からなるラテン語叙事詩です。この作品はギリシアの哲学者エピクロスの思想、特にデモクリトスに端を発する原子論を詩の形式で体系的に解説しています。主要な内容は以下の通りです。

  • 世界はアトム(原子)と空虚から成るという唯物論的宇宙観
  • 魂も原子から成り、死とともに消滅するという死生観
  • 神々は世界の運営に介入しないという無神論的立場
  • 自然現象の合理的説明による迷信・宗教的恐怖からの解放

ルクレティウスの思想は、宗教的権威が強かった中世ヨーロッパでは長く顧みられませんでしたが、15世紀にその写本が再発見されてから近代科学・思想の形成に大きな刺激を与えました。ニュートンやダーウィンの思想的先駆としても評価されています。

使い方・例文

「世界は神の意志ではなく原子の運動によって動いている」という考え方の古代の源流として、ルクレティウスの名前が科学史の文脈で登場します。

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