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ヒエとは?

ひえ

ヒエとは、イネ科の一年草で、日本の伝統的な雑穀のひとつであり、稲作以前から栽培されてきた重要な穀物です。

ヒエ(稗、学名:Echinochloa esculenta)は、イネ科ヒエ属の一年草で、アジア中心に古くから栽培されてきた雑穀のひとつです。日本では縄文時代から栽培の痕跡が確認されており、稲作が普及する以前は主要な食糧として、またコメが不作の年の救荒作物(飢饉対策の食料)として重要な役割を担ってきました。

ヒエは痩せた土地や乾燥した環境でも比較的よく育ち、栽培の適応範囲が広い点が特徴です。草丈は1〜1.5メートル程度になり、穂には小さな種子が密に付きます。種子は精白すると白色〜淡黄色で、独特のほのかな甘みとほくほくした食感があります。

栄養面では、食物繊維・鉄分・マグネシウムが豊富で、グルテンを含まないため小麦アレルギーやグルテン不耐症の人にも適した食材です。白米と比較するとカロリーは同程度ですが、食物繊維が多く血糖値の上昇が緩やかとされています。

現代では健康志向の高まりとともに再評価が進み、白米に混ぜて炊く「雑穀ご飯」の食材として人気が高まっています。また、在来品種の保存や地域農業の振興を目的とした取り組みも各地で行われています。なお、野生に近いノビエ(野稗)はイネの害草として農業上問題になることもあります。

使い方・例文

スーパーの雑穀コーナーで販売されている「十穀米」や「五穀米」のパッケージにヒエが含まれていることが多く、白米に混ぜて炊くことで手軽に栄養を補える食材として紹介されます。

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