ルイス・デ・ゴンゴラとは?
るいすでごんごら
ルイス・デ・ゴンゴラは、複雑で難解な「ゴンゴリスモ」と呼ばれる文体を確立したスペイン黄金世紀の代表的詩人です。
ルイス・デ・ゴンゴラ・イ・アルゴテ(Luis de Góngora y Argote、1561〜1627年)は、スペイン・コルドバ生まれの聖職者・詩人で、スペイン黄金世紀(シグロ・デ・オロ)を代表する文学者のひとりです。その高度に技巧的で難解な詩風は、「ゴンゴリスモ(culteranismo)」または「クルテラニスモ」と呼ばれ、後世の文学に深い影響を残しました。
ゴンゴラの詩は、ラテン語的な倒置・新造語・神話の典拠・精緻な比喩を駆使し、表面的には難解であっても、感覚的な美しさと音楽性を持ちます。その特徴は以下のとおりです。
- 難解な語彙・複雑な構文による高雅な美の追求
- ギリシャ・ローマ神話への頻繁な言及
- 同時代のロペ・デ・ベガやケベドとの論争的な文学的対立
代表作として、叙事詩的長編詩『ポリフェモとガラテア』(1612年)と、断片として残る大作『孤独(Soledades)』(1613年頃)が挙げられます。これらはゴンゴリスモの精華とされ、極めて多層的な読みを要求します。
20世紀に入り、ガルシア・ロルカをはじめとする「27年世代」の詩人たちがゴンゴラの没後300周年(1927年)に再評価を行ったことで、彼の評価は大きく高まりました。現在では、バロック詩の最高峰として世界的に研究されています。
使い方・例文
スペイン文学の研究では、「難解な詩の美学」を議論する際にゴンゴラが引き合いに出されます。また、バロック文化・文学史の授業でスペイン黄金世紀を解説する際に必ず登場する詩人です。
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