リ・クァン・ユーとは?
りくぁんゆー
リ・クァン・ユーとは、シンガポール初代首相として1959年から1990年まで在任し、同国を短期間で先進国へ変貌させた政治家です。
リー・クアンユー(Lee Kuan Yew)は、1923年にシンガポールで生まれた政治家・法律家です。ケンブリッジ大学で法律を学び、弁護士として活躍した後、1954年に人民行動党(PAP)を創設しました。
1959年にシンガポールが自治権を獲得すると初代首相に就任し、1990年まで31年間にわたり政権を担いました。その間に推進した政策は以下の通りです。
- 腐敗の徹底排除と強力な法の支配の確立
- 外資誘致を軸とした輸出主導型経済開発
- 多人種・多言語社会における英語の共通語化と教育水準の向上
- 住宅公社(HDB)による持ち家政策の推進(国民の大多数が公団住宅を所有)
- 強権的な統治と報道規制・野党抑圧の組み合わせ
わずか数十年でシンガポールを一人当たりGDPが世界最高水準の都市国家へと変貌させた手腕は「シンガポールの奇跡」と評されます。一方で権威主義的な政治手法は批判も受けました。首相退任後は上級相・顧問相として政権への影響力を保ち続け、2015年に91歳で死去しました。その思想と実績は「アジア的価値観」の議論にも大きな影響を与えています。
使い方・例文
「リー・クアンユーのシンガポール開発モデルは、多くの新興国の政治指導者が参考にしてきた」などの文脈で言及されます。
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