リリー・クラウスとは?
りりーくらうす
リリー・クラウスは、20世紀に活躍したハンガリー出身のピアニストで、モーツァルトとシューベルトの演奏で特に高い評価を受けた名手です。
リリー・クラウス(Lili Kraus、1903〜1986)は、ハンガリー・ブダペスト出身のピアニストです。ウィーン音楽院でエドゥアルト・ステウアーマンに師事し、さらにアルトゥール・シュナーベルやバルトーク・ベーラにも学んだとされています。20世紀前半から後半にかけてヨーロッパ・アメリカ・アジアで活躍した国際的なピアニストです。
クラウスはモーツァルトのピアノ作品全曲録音に取り組み、その温かみのある音色と明晰なタッチで名声を博しました。シューベルトの演奏においても、詩情豊かで内省的な解釈が高く評価されています。室内楽奏者としても著名で、ヴァイオリニストのシモン・ゴールドベルクとの共演は特に名盤として語り継がれています。
第二次世界大戦中はジャワ島(現インドネシア)でオランダ軍に収容されるという過酷な体験をしながらも、戦後は演奏活動を再開。晩年はアメリカのテキサス・クリスチャン大学で教鞭を執り、後進の育成にも尽力しました。
その演奏スタイルは技巧的な華やかさよりも、音楽の内的な詩情と歌心を重んじるものとして知られ、現代でも録音を通して愛され続けています。
使い方・例文
「リリー・クラウスのモーツァルト録音は、柔らかな音色と自然な歌い回しが特徴的で、クラシック入門者にも薦められる名盤として今も語られる。」
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