ランウェイエンドセーフティエリアとは?
らんうぇいえんどせーふてぃえりあ
ランウェイエンドセーフティエリアとは、滑走路末端の先に設けられた安全区域で、航空機が滑走路をオーバーランした際の被害を軽減するためのものです。
ランウェイエンドセーフティエリア(Runway End Safety Area、略称:RESA)とは、滑走路の両末端に設けられた緩衝区域のことで、着陸または離陸中止の際に航空機が滑走路を飛び出した(オーバーラン)場合の被害を軽減することを目的としています。
- 平坦であること(大きな起伏や障害物がない)
- 走行可能な地盤であること(航空機の重量に耐えられる)
- 機体の損傷を最小限にとどめられる表面であること
ICAO(国際民間航空機関)の基準では、RESAは滑走路末端から少なくとも90メートル(推奨240メートル)の長さが必要とされています。ただし、空港によっては地形的制約からこの基準を満たすのが困難な場合もあります。
そのような場合の代替手段として、EMAS(Engineered Materials Arresting System)と呼ばれるセメント泡のような特殊素材を敷設したエリアが採用されることがあります。EMASは機体の車輪が乗り込むと素材が圧縮・崩壊して摩擦力で航空機を効果的に減速させる仕組みで、米国の多くの空港で採用されています。RESAはオーバーランという万一の事態から乗客・乗員の命を守るための重要な安全設備です。
使い方・例文
着陸後にブレーキが十分に利かず航空機が滑走路端を超えてしまった事例でも、RESAが適切に整備されていたことで機体が安全に停止し、乗客が全員脱出できたケースがあります。
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