ラザール・カルノーとは?
らざーるかるのー
ラザール・カルノーは、フランス革命期に活躍した軍事組織者・数学者で、「勝利の組織者」の異名を持つフランスの政治家・将軍です。
ラザール・カルノー(Lazare Carnot, 1753〜1823年)は、フランス革命期から帝政期にかけて活躍した数学者・物理学者・政治家・軍人です。正式名はラザール・ニコラ・マルグリット・カルノーといい、熱機関の理論で名高いサディ・カルノーの父でもあります。
革命期のフランスを存続の危機から救った軍事組織の天才として、「勝利の組織者(Organisateur de la victoire)」の称号を与えられています。主な業績は次の通りです。
- 公安委員会の軍事委員として革命戦争の作戦・兵站を一手に担い、ヨーロッパ諸国連合軍に対して成果を挙げた
- 徴兵制の大規模活用による「国民軍」の整備と近代的戦争への移行
- 軍事要塞工学・幾何学の分野でも著作を残した
- 総裁政府・統領政府期にも政界で活動し、ナポレオンの独裁的傾向には批判的な立場を取った
政治的には穏健共和派に属し、国王処刑には反対票を投じた記録もあります。数学・機械論・要塞工学における著作は科学史的にも評価が高く、軍事・政治・科学の三分野にわたって業績を残した稀有な人物です。後世のフランスでは国民的英雄として顕彰されています。
使い方・例文
フランス革命史の授業では軍事組織改革の担い手として、科学史の授業ではカルノー親子(父ラザール・子サディ)の文脈で言及されることが多い人物です。
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