ラオ・バジラオ1世とは?
らおばじらおいっせい
ラオ・バジラオ1世とは、18世紀前半のインドで活躍したマラーター帝国の宰相(ペーシュワー)で、卓越した軍事指揮によって帝国の最大版図を実現した人物です。
バジラオ1世(1700〜1740年)は、インドのマラーター帝国において宰相(ペーシュワー)を務めた軍人・政治家です。父バラジー・ヴィシュワナートの跡を継いで20歳で宰相に就任し、40年の短い生涯のうちに40以上もの戦いを戦い、いずれも無敗であったと伝えられています。
バジラオ1世はムガル帝国が弱体化しつつあった時代に、積極的な北方遠征を展開してマラーター帝国の支配域を大きく広げました。機動力を重視した騎兵部隊による奇襲作戦を得意とし、デリー近郊まで軍を進めてムガル宮廷に衝撃を与えたことで名を高めました。
彼の主な業績は以下のとおりです。
- マラーター連盟の内部統一と連携強化
- ニザームとの戦いやポルトガル勢力への圧力など多方面の軍事的成功
- インド中部から北部にかけての支配拡大
- ペーシュワー家の実権強化(この後もペーシュワーが帝国の事実上の中枢となる)
バジラオ1世はインドの軍事史において「稲妻の剣」と称されるほど高く評価されており、彼の死後もマラーター帝国は18世紀を通じてインド亜大陸の有力勢力であり続けました。インドでは今日でも卓越した指導者・英雄として記憶されています。
使い方・例文
「インド史を学ぶ際、バジラオ1世はマラーター帝国の最盛期を語る際に必ず取り上げられる人物です。」
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