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ラウル・アルフォンシンとは?

らうるあるふぉんしん

アルゼンチン政治家で、軍事独裁政権からの民主化を実現した第51代大統領(1983〜1989年)であり、人権回復のシンボルとして知られる人物です。

ウル・リカルド・アルフォンシン(Raúl Ricardo Alfonsín、1927〜2009年)は、アルゼンチン第51代大統領です。ブエノスアイレス州チャスコムス出身で、弁護士として活動しながら急進市民連合(UCR)の政治家として地道に活動を続けました。

1976年から続いた軍事独裁政権(ビデラ将軍らによる「国家再編成プロセス」)は、いわゆる「汚い戦争」で推定9,000〜30,000人もの人々を「失踪」させた暗黒の時代でした。フォークランド紛争(1982年)での惨敗を機に軍部が求心力を失うと、1983年に民主的な選挙が実施され、アルフォンシンが当選しました。

在任中の最大の功績は、軍事独裁政権時代の人権侵害に対する法的責任の追及です。

  • 軍事政権幹部5人を裁いた「軍事政権裁判」(1985年)の実施
  • ビデラ元大統領への終身禁錮刑判決
  • 「失踪者に関する国家委員会」(CONADEP)による調査報告書「Nunca Más(二度と繰り返すな)」の公表

しかし任期後半はハイパーインフレ(年率数千パーセント)が経済を直撃し、1989年にペロニスタのカルロス・メネムに政権を引き渡して退陣しました。その後も政界で活動を続け、2009年に81歳で逝去しました。ラテンアメリカの民主化運動における象徴的人物として高く評価されています。

使い方・例文

ラテンアメリカの民主化や移行期正義(トランジショナル・ジャスティス)の事例研究で「アルフォンシン政権の軍事裁判」は先進的な取り組みとして引用されます。

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