ラインハルト・シェアとは?
らいんはるとしぇあ
ラインハルト・シェアは、第一次世界大戦中のドイツ帝国海軍提督で、ユトランド沖海戦においてドイツ大洋艦隊を指揮した人物です。
ラインハルト・シェア(1863〜1928年)は、ドイツ帝国海軍の提督で、第一次世界大戦中に大洋艦隊(Hochseeflotte)の司令長官を務めました。彼の名前は、1916年に行われた史上最大規模の砲艦による海戦、ユトランド沖海戦(スカゲラク海戦)と切り離せません。
シェアは海軍内で潜水艦戦と積極的な艦隊運用を支持する立場にあり、1916年に前任者の後を引き継いで大洋艦隊司令長官に就任しました。ユトランド沖海戦では、数で勝るイギリス大艦隊に包囲される危機的状況に陥りながら、「シェアターン」と呼ばれる艦隊一斉回頭の戦術機動を用いて巧みに離脱に成功しました。
この海戦の結果については、戦略的・戦術的どちらが勝者かをめぐって今日も議論が続いていますが、ドイツ海軍が質的に互角以上に戦ったことはシェアの高い指揮能力を示すものと評価されています。海戦後、ドイツ大洋艦隊は再び決戦的な行動を取らず、Uボート作戦に戦略の軸足が移りました。
シェアは1918年に海軍参謀総長を務め、大戦末期のドイツ海軍を指導しました。回顧録も執筆しており、海戦史の一次資料として参照されています。
使い方・例文
ユトランド沖海戦の戦術分析や第一次世界大戦の海戦を扱う歴史書では、シェアの「シェアターン」と呼ばれる離脱機動の場面で必ず登場します。
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