メッサ・ディ・ヴォーチェとは?
めっさでぃう゛ぉーちぇ
メッサ・ディ・ヴォーチェとは、一つの音を弱音から強音、そして再び弱音へとなめらかに変化させる声楽・演奏の技法です。
メッサ・ディ・ヴォーチェ(Messa di voce)はイタリア語で「声の置き方」を意味し、ルネサンス末期から発展したバロック音楽を中心に発達した歌唱・演奏技法です。
この技法の本質は、一つの持続音の中でクレッシェンド(徐々に強く)してからデクレッシェンド(徐々に弱く)に戻るという、対称的なダイナミクスの変化を実現することにあります。表記としては「<>」(ヘアピン記号)で示されます。
メッサ・ディ・ヴォーチェが難しいとされる理由は、以下の点にあります。
- 音程を安定させたまま音量だけを変化させる必要がある
- 声楽では息の支えと声帯のコントロールを同時に行う高度な技術が必要
- クレッシェンドとデクレッシェンドの変化が自然でなめらかであることが求められる
- 特に弱音(ピアニッシモ)での開始と終止が難しい
この技法はバロック時代の歌手の必須技術とされ、フランチェスコ・トストの教則本などにも記述されています。現代でも声楽・フルート・バイオリンなどの演奏教育で重要な練習課題として扱われています。
使い方・例文
「長い音符でメッサ・ディ・ヴォーチェを実践するには、息の流れを均一に保つ訓練が不可欠です」というように、声楽や管楽器のレッスンや音楽評論の文脈で登場します。
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