ムスリム成人式とは?
むすりむせいじんしき
ムスリム成人式とは、イスラム教徒の子供が信仰上の義務を担う成人として認められる節目の儀式で、特定の年齢に達したことを宗教的・社会的に確認する行事です。
イスラム教(ムスリム)における成人式は、ユダヤ教のバル・ミツワーやキリスト教のコンファーメーションに相当する通過儀礼です。ただしイスラム教には全宗派共通の統一された「成人式」という儀式の形は定まっておらず、法学的な「成人(バーリグ)」の概念と文化的慣行が組み合わさったものです。
イスラム法(シャリーア)では、男子は概ね15歳頃、女子は初潮をもって成人と見なされます。成人になると礼拝(サラート)・断食(サウム)・喜捨(ザカート)などの五行が義務となります。
地域や文化によって成人を祝う習慣は様々です。
- クルアーン(コーラン)の全文暗唱(ハーフィズ)を達成した際に盛大な祝宴を開く
- 初めてのハジュ(メッカ巡礼)を家族で支援する
- 正式にヒジャブ(スカーフ)を着用し始めることを家族でお祝いする
- イスラム法学の学習が一段階深まったことを記念する集会を開く
いずれの形をとるにしても、信仰共同体(ウンマ)の一員として責任ある立場になったことを確認し、家族や地域が新しい段階の始まりを祝う点が共通しています。
使い方・例文
クルアーンを全文暗唱したムスリムの子供は「ハーフィズ」と呼ばれ、家族や地域のモスクで盛大な祝宴が開かれ、ムスリム成人式の節目として祝われることがあります。
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