ミラクルフルーツとは?
みらくるふるーつ
ミラクルフルーツとは、西アフリカ原産の植物の果実で、食べると酸味を甘味として感知させる「味覚修飾」の効果があることで知られています。
ミラクルフルーツ(Miracle fruit)は、学名をSynsepalum dulcificum(シンセパルム・ドゥルシフィクム)といい、アカテツ科に分類される西アフリカ原産の低木の果実です。真っ赤に熟した楕円形の小さな果実で、果肉自体はほとんど味がありませんが、食べた後に水や酸っぱいものを口にすると、強い甘みとして感じる不思議な性質があります。
この味覚修飾作用の正体は「ミラクリン(Miraculin)」と呼ばれる糖タンパク質です。ミラクリンは通常のpH(中性)では甘味受容体にほとんど作用しませんが、酸性環境(口の中が酸っぱくなった状態)になると立体構造が変化し、甘味受容体を強く活性化します。この効果は30分〜1時間程度持続します。
ミラクルフルーツの主な活用場面は以下の通りです。
- レモンや梅干しなどの酸味食品を甘みとして楽しむ「ミラクルフルーツパーティー」
- 抗がん剤治療などで味覚障害を持つ患者の食事支援への応用研究
- 砂糖の代替として低カロリー甘味料への利用可能性
日本では食品添加物としての承認がなく、果実そのままでの流通が主体です。熱帯植物として鉢植えで栽培でき、観葉植物としても楽しめます。「体験型」の植物として注目されており、植物園のイベントや食育の場でも取り上げられています。
使い方・例文
「ミラクルフルーツを食べてからレモンをかじると、砂糖をかけたように甘く感じる」という味覚体験の紹介や、食の不思議・植物の多様性を解説する記事・理科の授業での話題として登場します。
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