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ミミカキグサとは?

みみかきぐさ

ミミカキグサとは、水辺に生える日本在来の食虫植物で、土中に地下茎の捕虫嚢を持つタヌキモの仲間です。

ミミカキグサ(Utricularia bifida)は、タヌキモ科タヌキモ属に分類される食虫植物で、日本・東南アジアオーストラリアなどの湿地や水田周辺に広く分布します。和名の「耳掻草(ミミカキグサ)」は、細長い花茎と小さな花の形が耳かきに似ていることに由来します。

ミミカキグサは地下茎に微小な捕虫嚢(ほしょうのう)を持つことで栄養を補います。この袋の入り口には弁があり、水中の微小な生物(ミジンコ・原生動物など)が触れると瞬時に吸い込んで捕食する仕組みです。地上部は糸のように細い葉と茎を持ち、目立たない存在ですが、夏〜秋に高さ数センチの花茎を伸ばして淡紫色の小花を咲かせます。

同属のタヌキモが水面に浮かぶ水生タイプであるのに対し、ミミカキグサは湿った土の上に生育する陸生タイプです。生育環境として重要なのは、栄養分の少ない貧栄養の湿地で、豊かな土壌は逆に苦手とします。

近年は農地の乾田化や除草剤の使用による湿地環境の減少で自生地が失われつつあり、地域によっては絶滅危惧種に指定されています。食虫植物愛好家の間では栽培も行われており、腰水管理と赤玉土・鹿沼土などの貧栄養用土を使った栽培が基本とされます。小型ながら捕虫という特異な生態が注目される植物です。

使い方・例文

ミミカキグサは食虫植物の図鑑や湿地の生態を紹介する記事で、タヌキモの仲間として取り上げられるほか、湿地保全活動の事例説明で絶滅危惧の水辺植物として登場することがあります。

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