ミジンウキマイマイとは?
みじんうきまいまい
ミジンウキマイマイは海洋を漂う微小な翼足類で、透明な殻を持ち世界中の海に分布するプランクトン性の軟体動物です。
ミジンウキマイマイ(学名:Limacina属など)は、腹足類(巻貝の仲間)の一グループである翼足類(有殻翼足類)に属する微小な海洋生物です。体長は数ミリメートル程度と非常に小さく、透明または半透明の薄い巻貝状の殻を持ち、足が変化した翼状の突起(翼足)を羽ばたかせるようにして海中を浮遊します。
翼足類はプランクトンとして海洋の表層から中層を漂っており、植物プランクトムや有機物粒子を食べて生活しています。一方で魚類・鯨類・海鳥などの重要な餌生物となっており、海洋食物連鎖の中継役として欠かせない存在です。
近年、海洋酸性化の指標生物として特に注目されています。大気中の二酸化炭素が海水に溶け込むことで海水が酸性に傾くと、炭酸カルシウムでできた翼足類の殻が溶け始めることが観察されています。このため翼足類の殻の状態を監視することが、海洋酸性化の進行度を評価する簡便な手段として世界中の海洋研究で活用されています。
南極海や北極海を含む冷たい海では特に個体数が多く、一部の海域ではカイアシ類と並んで最も重要な動物プランクトムのひとつとされています。
使い方・例文
海洋酸性化の解説記事や環境教育の教材で「翼足類の殻が溶ける」という文脈で頻繁に登場するほか、プランクトムの多様性を紹介する図鑑でも取り上げられます。
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