マーシャル・プランとは?
まーしゃるぷらん
マーシャル・プランとは、第二次世界大戦後にアメリカが西欧諸国の復興を支援するために実施した大規模な経済援助計画のことです。
マーシャル・プラン(Marshall Plan)は、正式名称を「欧州復興計画(European Recovery Program)」といい、1948年から1952年にかけてアメリカ合衆国が西ヨーロッパ諸国に対して行った大規模な経済・財政支援計画です。当時の国務長官ジョージ・C・マーシャルが1947年のハーバード大学での演説で提唱したことから、その名がつきました。
第二次世界大戦で壊滅的な被害を受けたヨーロッパ諸国は、食料・燃料・工業生産能力の欠如により深刻な経済危機に陥っていました。アメリカはこの状況が共産主義の拡大を招く恐れがあると判断し、西欧の経済復興を通じた安定化を図りました。
援助の主な内容と特徴は以下の通りです。
- 4年間で総額約130億ドルの資金・物資を供与
- 食料・機械・原材料・燃料などの現物援助が中心
- 受益国が相互に協力する欧州経済協力機構(OEEC)の設立
- ソ連・東欧圏は参加を拒否し東西冷戦の構図が明確化
マーシャル・プランは西ドイツをはじめ西欧諸国の急速な経済復興(「奇跡の復興」)を後押しし、NATOの成立と並んで西側陣営の結束を固める歴史的転換点となりました。現在では、大規模な国際支援・復興計画の代名詞として「第二のマーシャル・プラン」という表現が各分野で使われることがあります。
使い方・例文
歴史の教科書や冷戦史の解説では、マーシャル・プランはアメリカの対欧援助の象徴として、トルーマン・ドクトリンとともに必ず取り上げられます。
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