マルティン・ローとは?
まるてぃんろー
マルティン・ローはスコットランド出身の経済思想家・金融家で、18世紀フランスで大規模な紙幣発行と株式会社投資ブームを引き起こした「ミシシッピ会社」の設立者として知られます。
ジョン・ロー(John Law、1671年〜1729年)はスコットランド出身の経済学者・金融実務家です。フランスでは「ジョン・ロー」として知られ、日本語文献では「マルティン・ロー」と表記されることもあります。
ローは貨幣に関する独自の理論を持ち、金属貨幣よりも紙幣・信用による経済活性化を主張しました。1716年にフランス摂政フィリップ2世(オルレアン公)の支持のもと、フランスで「バンク・ジェネラル」(後のバンク・ロワイヤル)を設立し、紙幣を発行する中央銀行の先駆けとなりました。
さらに1717年にはミシシッピ川流域の植民地開発を目的とした「ミシシッピ会社」(インド会社)を設立し、フランスの国家債務の引き受けと植民地貿易の独占権を組み合わせた壮大な金融スキームを構築しました。同社の株式は投機熱を呼び、1719〜1720年に空前のバブルが発生しました。
しかし1720年に信用が崩壊し、紙幣の価値が暴落、ミシシッピ・バブルは歴史上最初の大規模な株式バブルのひとつとして記録されています。ローはフランスを脱出し、以後各地を転々として晩年を過ごしました。
ローの経験は、近代的な中央銀行・紙幣制度・投機バブルの先駆けとして経済史上重要な事例とされています。
使い方・例文
「経済史の授業では、マルティン・ローのミシシッピ会社はオランダのチューリップ・バブルと並ぶ初期の投機熱の事例として紹介されます。」
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