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マルチステージロケットとは?

まるちすてーじろけっと

マルチステージロケットとは、複数の段(ステージ)を重ねることで燃料効率を高め、宇宙へ到達することを可能にしたロケットの方式です。

マルチステージロケット(多段式ロケット)とは、推進剤を使い果たした段を切り離しながら飛行する設計のロケットです。単段式ロケットと比べて、不要になった空の燃料タンクや構造物を途中で捨てられるため、最終的に加速させる質量を大幅に減らすことができます。

この設計が必要な理由は、宇宙空間に到達するために必要な速度(第一宇宙速度・約7.9km/s)が非常に大きく、単段式では到底必要な燃料を搭載しきれないからです。各ステージが燃焼を終えると切り離され、次のステージのエンジンが点火されることで、軽量化と加速の繰り返しで必要な速度を獲得します。

代表的な例としては以下があります。

  • アポロ計画で使われたサターンVロケット(3段式)
  • スペースXのファルコン9(2段式・1段目を回収・再利用)
  • 日本のH-IIAロケット(2段式)
  • ロシアのソユーズロケット(3段式)

近年は使い捨て型から再使用型への転換が進んでいます。スペースXのファルコン9は第1段を垂直着陸させて回収・再利用することでコストを大幅に削減し、宇宙輸送の概念を変えました。マルチステージ設計は現代宇宙開発の根幹技術として不可欠な存在です。

使い方・例文

国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給や人員輸送、人工衛星の打ち上げには、必ずマルチステージロケットが用いられます。2段式や3段式の構成が一般的で、各段の分離の瞬間がニュースで中継されることもあります。

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