マルタン・マルジェラとは?
まるたんまるじぇら
マルタン・マルジェラとは、ベルギー出身のファッションデザイナーで、「解体」と「再構築」を軸にしたコンセプチュアルなモードを展開し、20世紀末のファッション界に革命をもたらした人物です。
マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)は、1957年にベルギーのジュネパップで生まれ、アントワープ王立芸術アカデミーを卒業した後、ジャン=ポール・ゴルティエのアシスタントを経て1988年にパリで自身のブランド「メゾン マルタン マルジェラ」を設立したデザイナーです。
彼の最大の特徴は、ファッションの既成概念を徹底的に解体・再構築するアプローチにあります。洋服の裏地を表に出す、縫い代をあえて見せる、既成品を分解して新たな作品に仕立て直すといった手法は、服の構造そのものを問い直すものでした。また、ブランドのラベルには数字のみを記した白いタグを使用し、自身の顔を公開しないことでも知られています。
マルジェラが生み出した革新的な概念には次のようなものがあります。
- タビシューズ(足袋型のブーツ)
- オーバーサイズのシルエット
- リメイクやアップサイクルを前提としたデザイン
- シーズンを超えた「デクネ(脱旬)」な美学
2009年にメゾンを離れた後も、彼の美学はメゾン マルジェラとして継承されています。コンセプチュアルファッションの先駆けとして、現代のストリートウェアやラグジュアリーブランドに多大な影響を与え続けています。
使い方・例文
ファッション誌やセレクトショップで「マルジェラ」という名を聞く場合、そのデザインの「解体美学」や「タビシューズ」を指していることが多く、アート志向の強いコレクションを探す際に参照されます。
この用語をシェア
最終更新: