マルコス・ペレス・ヒメネスとは?
まるこすぺれすひめねす
マルコス・ペレス・ヒメネスは、20世紀中頃のベネズエラを統治した軍人・独裁者で、石油収入を背景に近代化を推進する一方、強権的な政治で知られます。
マルコス・ペレス・ヒメネス(1914〜2001年)は、ベネズエラの軍人・政治家であり、1948年のクーデターで実権を握り、1948年から1958年にかけてベネズエラを独裁的に統治した人物です。
彼の政権期は豊富な石油収入を基盤に大規模なインフラ整備と近代化政策が推進された時代でした。高速道路・高層ビル・ホテルなど首都カラカスの都市景観は、この時期に大きく変貌を遂げました。外国資本や技術の積極的な誘致により経済は急成長し、カラカスは南米有数の国際都市として発展しました。
しかし政治面では、反体制派の弾圧・拷問・亡命強制など苛烈な人権抑圧が行われ、秘密警察(セグリダ・ナシオナル)による監視社会が形成されました。表面的な経済的繁栄とは裏腹に、市民的自由は著しく制限されていました。
1958年に大規模な民衆蜂起と軍の離反によって失脚し、スペインへ亡命しました。後に米国への送還要求が出されるなど、その後も政治的に注目を集め続けました。ペレス・ヒメネスの統治は、資源国の近代化と権威主義的統治が組み合わさった典型例として、ラテンアメリカ現代史の研究において重要な位置を占めます。
使い方・例文
ラテンアメリカの独裁政権を扱う歴史の授業や、ベネズエラの近現代史に関する書籍・ドキュメンタリーで取り上げられる場面で登場します。
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