マルグレーテ1世とは?
まるぐれーてのいっせい
マルグレーテ1世は14世紀末から15世紀初頭にデンマーク・ノルウェー・スウェーデンの三国を統一し、カルマル同盟を成立させた北欧の女王です。
マルグレーテ1世(Margrete I、1353〜1412年)は、中世北欧史において最も傑出した政治家の一人とされる女性君主です。デンマーク王ヴァルデマー4世の娘として生まれ、ノルウェー王ホーコン6世と結婚しました。
1375年に父王が没するとデンマーク王位を息子オーラウに継がせ、摂政として実権を握りました。1380年には夫も没してノルウェーの摂政にも就任、さらに1388年にはスウェーデン貴族から支持を得てスウェーデンの摂政にもなりました。1389年のオーラウの死後は、大姪の子エーリクを後継者として擁立しつつ、自身が三国の実質的な統治者として君臨しました。
1397年、マルグレーテはスウェーデン南部のカルマルで三国の貴族を集め、エーリクを三国の共同国王として即位させるとともに、三国同盟(カルマル同盟)を成立させました。この同盟は以下の点で歴史的に重要です。
- スカンジナビア三国の初の政治的統一体制の確立
- ハンザ同盟に対抗する北欧勢力の結集
- 1523年のスウェーデン独立まで名目上存続した長期的な枠組み
マルグレーテは実子ではなく大甥を後継者に据えて連合を維持するという難しい政治的判断を下し、その卓越した外交・統治能力から「北欧のセミラミス」とも称されました。
使い方・例文
「マルグレーテ1世はデンマーク・ノルウェー・スウェーデンを一つの連合王国に束ね、カルマル同盟という歴史的な枠組みを作り上げた」というように、北欧史・中世史の授業でよく取り上げられます。
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