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ポートステートコントロールとは?

ぽーとすてーとこんとろーる

ポートステートコントロールとは、寄港国が外国船舶の安全基準・環境規制への適合状況を検査し、不適合船を抑留・是正させる国際的な船舶監督制度です。

ポートステートコントロール(Port State Control、略称PSC)とは、港に入港した外国籍船舶に対して、その国(寄港国)の権限ある当局が国際条約基準を満たしているかどうかを検査し、必要に応じて是正措置や出港停止(抑留)を命じる制度です。

国際的な海運では、船舶の安全・船員の労働環境・海洋環境保護を定めるSOLAS条約(海上人命安全条約)・MARPOL条約(海洋汚染防止条約)・MLC(海事労働条約)など多くの国際条約がIMO(国際海事機関)のもとで定められています。しかし旗国(船籍国)による監督だけでは実効性が不十分なため、寄港国が重層的に監査を行う仕組みとしてPSCが機能します。

世界の主要港湾地域は地域協定(MOU:覚書)を結び、情報を共有・連携しています。代表的なMOUは以下のとおりです。

  • パリMOU(欧州・大西洋)
  • 東京MOU(アジア太平洋、日本も参加)
  • 米国沿岸警備隊(USCG)による独自制度

検査でセーフティ、消防設備、航海機器、乗組員の資格・疲労管理などに問題が発見されると、是正完了まで出港が禁止されます。PSCの検査実績はデータベースで公開され、同一船が繰り返し抑留されると集中検査対象となります。

使い方・例文

外国の貨物船が横浜港に入港した際、東京MOU加盟国の検査官が乗船して救命設備や機関室を点検し、消火設備の不備を発見して是正されるまで出港を禁止する——これがポートステートコントロールの典型的な場面です。

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