ポラリゼーションダイバーシティとは?
ぽらりぜーしょんだいばーしてぃ
ポラリゼーションダイバーシティとは、水平・垂直など異なる偏波方向のアンテナを組み合わせて受信品質を向上させる無線通信技術です。
ポラリゼーションダイバーシティ(Polarization Diversity)は、無線通信において複数の偏波(電磁波の振動方向)を同時に利用することで、マルチパスフェージングや偏波ミスマッチによる受信品質の低下を軽減するダイバーシティ技術のひとつです。
電波(電磁波)は進行方向に対して垂直な面で振動しており、この振動の向きを「偏波」と呼びます。水平偏波・垂直偏波・円偏波などがあります。建物や地形による反射・回折を繰り返すと、送信時の偏波方向が変化したり、同一信号が複数の経路で届いて互いに干渉したりするフェージング現象が起きます。
ポラリゼーションダイバーシティでは、異なる偏波方向に対応した複数のアンテナで受信し、その信号を合成または切り替えることで安定した受信を実現します。主な特徴は以下の通りです。
- 空間的に離れたアンテナを必要とせず、機器の小型化・省スペース化が可能
- スマートフォン・基地局・衛星通信など幅広い用途で採用
- MIMO(多入力多出力)通信と組み合わせてデータ伝送速度を向上させる活用例もある
5G・Wi-Fiなどの現代の無線通信では必要不可欠な技術のひとつとなっており、受信の安定性と通信容量の拡大に貢献しています。
使い方・例文
「スマートフォンの内部には複数の偏波に対応したアンテナが内蔵されており、ポラリゼーションダイバーシティにより向きを問わず安定した通信を実現しています。」
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