本文へスキップ

フェージングとは?

ふぇーじんぐ

フェージングとは、無線通信において電波の強度が時間とともに変動する現象のことです。

フェージン(Fading)とは、無線通信で送受信間の電波強度が時間的・空間的に変動し、受信品質不安定になる現象です。ラジオやスマートフォンで電波が突然弱くなったり回復したりするのもフェージングの一種です。

フェージングが起こる主な原因は「マルチパス伝搬」です。電波は建物・地面・山などに反射・回折しながら複数の経路(パス)を通って受信点に到達します。各パスで経路長が異なるため、到達した電波どうしが強め合ったり弱め合ったりします。この干渉が時間とともに変化することでフェージングが生じます。

フェージングの種類には、短時間に速く変動する高速フェージング(レイリーフェージングなど)と、緩やかに変動する低速フェージング(シャドウイングなど)があります。また周波数の帯域幅に比べてフェージングの変動が平坦かどうかで「フラットフェージング」と「周波数選択性フェージング」に分類されます。

対策技術としては、複数アンテナを使うダイバーシチ受信、誤り訂正符号、OFDMなどのマルチキャリア変調が有効で、現代の携帯電話網でも積極的に採用されています。

使い方・例文

山間部でカーラジオを聴いていると音が途切れ途切れになるのは、山や建物による反射波の干渉でフェージングが生じているためです。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語