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ポスト構造主義とは?

ぽすとこうぞうしゅぎ

ポスト構造主義とは、1960年代以降にフランスを中心に展開した思想潮流で、構造主義の枠組みを批判的に継承しつつ、意味・主体・構造の固定性を解体しようとする哲学的立場です。

ポスト構造主義(Post-structuralism)は、1960年代後半から1980年代にかけフランスで盛んになった哲学・思想の潮流です。ジャック・デリダ、ミシェル・フーコー、ジル・ドゥルーズ、ジャック・ラカン、ジュリア・クリステヴァらがその主要な担い手として挙げられます。

ポスト構造主義は、ソシュール言語学に端を発する構造主義(記号・神話・文化を支配する「構造」の解明を目指す立場)の成果を踏まえながら、構造主義が前提とする以下の点を批判・脱構築しました。

  • 構造の固定性への疑問:意味を生む構造は安定したものではなく、常に変動・差延するという指摘(デリダ)
  • 主体の脱中心化:「自律的な主体」は幻想であり、主体は言語・権力・無意識によって形成されるという主張(フーコー、ラカン)
  • 権力と知の関係:知識・真理は中立ではなく、権力関係の産物であるという分析(フーコーの系譜学)
  • 大きな物語への懐疑:歴史の進歩や普遍的真理といったメタナラティブへの批判(リオタールのポストモダン論とも重なる)

ポスト構造主義は英語圏の人文科学・社会科学に大きな影響を与え、文学批評・ジェンダー研究・カルチュラル・スタディーズ・法理論などの分野でテクストや制度の批判的分析に活用されています。一方で「相対主義に陥る」「難解すぎる」といった批判も根強くあります。

使い方・例文

文学研究の場で「テクストに唯一の正しい意味はない」と論じるとき、あるいはジェンダー研究で「女性らしさ」の概念が社会的に構築されたものだと分析するときに、ポスト構造主義の観点が参照されます。

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