ジャック・デリダとは?
じゃっくでりだ
ジャック・デリダとは、「脱構築」という概念を提唱し、20世紀後半の哲学・文学理論・思想界に広範な影響を与えたフランスの哲学者です。
ジャック・デリダ(1930〜2004年)は、フランス領アルジェリア(現・アルジェリア)生まれの哲学者です。パリ高等師範学校で学び、その後フランスおよびアメリカの大学で活躍しながら、現代哲学における最も重要かつ議論を呼んだ思想家の一人となりました。
デリダの中心的な概念は「脱構築(déconstruction)」です。これは西洋の哲学・文学・制度がいかに特定の「二項対立」(理性/感情、現前/不在、話し言葉/書き言葉など)を前提として成り立っているかを暴き出し、その前提が実は不安定であることを示す読解・分析の方法です。
デリダ思想の主要な概念と著作は以下のとおりです。
- 差延(différance): 意味が常に先送りされ固定しないことを示す造語
- 『グラマトロジーについて』: 書き言葉の優位を論じた主著
- 『声と現象』: フッサール現象学の内在的批判
- テクストの外部はない: 意味はテクストの外の実体に保証されないという命題
脱構築は文学批評・法哲学・建築・ジェンダー研究など多分野に応用され、現在も人文社会科学の基礎的な方法論として参照されています。その難解さゆえに批判も多く受けましたが、テクストや制度を批判的に読み解くための知的ツールとして今日も広く使われています。
使い方・例文
文学理論・法哲学・文化研究の授業で「デリダの脱構築」として必ずといってよいほど言及され、建築デザインの批評にも用いられます。
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