ホルンフェルスとは?
ほるんふぇるす
ホルンフェルスとは、マグマの熱による接触変成作用で形成された緻密で硬い変成岩で、角岩とも呼ばれます。
ホルンフェルス(英語:hornfels)は、接触変成岩の代表的な岩石で、マグマが貫入した際の高温(数百〜数千度)によって周囲の既存岩石が再結晶・変質してできます。日本語では「角岩(かくがん)」とも呼ばれます。名称はドイツ語で「角の岩」を意味し、破断面が鋭い角状になる特徴に由来します。
形成過程では、花崗岩などのマグマ貫入体の周囲に「接触変成帯」(オーレオール)が形成され、熱の影響が強い内側ほど変成度が高くなります。元の岩石(泥岩・砂岩・石灰岩など)の種類によって、できるホルンフェルスの鉱物組成や性質が異なります。
ホルンフェルスの主な特徴は以下の通りです。
- 非常に硬く緻密で、風化・侵食に強い
- 元岩の葉理(縞模様)が残ることもあるが、全体的に均質
- 黒〜暗灰色のものが多く、白い鉱物結晶が点在することも
- 割れ口が貝殻状(コンコイダル)になる場合がある
ホルンフェルスは日本各地の貫入岩体周辺に分布しており、地質調査でマグマの貫入域を推定する手がかりになります。また、硬質で緻密なため、旧石器時代から打製石器の素材として利用されてきた歴史もあります。現代では道路の路盤材や建材としても使われます。
使い方・例文
「花崗岩体に接した泥岩が熱変成を受けてホルンフェルスになっており、貫入時の熱影響帯の範囲を示す証拠となった」というように、地質調査・変成岩研究の文脈で登場します。
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