ペール・ラゲルクヴィストとは?
ぺーるらげるくゔぃすと
ペール・ラゲルクヴィストは、ノーベル文学賞を受賞したスウェーデンを代表する作家・詩人です。
ペール・ファビアン・ラゲルクヴィスト(Pär Fabian Lagerkvist)は、1891年にスウェーデンのヴェクショーで生まれ、1974年にストックホルムで没した作家・詩人・劇作家です。スウェーデン近代文学を代表する存在として、小説・詩・戯曲など多岐にわたる作品を残しました。
ラゲルクヴィストの作品の根底には、善と悪、神と人間、生と死をめぐる実存主義的な問いが一貫して流れています。初期には表現主義的な手法を取り入れながら、宗教的・哲学的テーマを探求しました。代表作の一つ「バラバ(Barabbas)」(1950年)は、イエス・キリストの代わりに釈放された盗賊バラバを主人公に、信仰と救済の意味を深く問いかける作品です。この作品は各国語に翻訳され、映画化もされました。
他の主要作品としては「小人(Dvärgen)」(1944年)や「シビュラ(Sibyllan)」(1956年)などがあります。いずれも神話や聖書的な世界観を下敷きにしながら、人間の運命と内面の葛藤を鋭く描いています。詩の分野でも革新的な作品を発表し、スウェーデン詩の近代化に貢献しました。
1951年、これらの業績によりノーベル文学賞を受賞しました。受賞理由には「芸術的な強さと独自性をもって、人類の永遠の問いに答えようとする姿勢」と記されています。
使い方・例文
「ラゲルクヴィストの『バラバ』は、新約聖書の周辺人物の視点から信仰の本質を問い直した作品として、文学の授業で取り上げられることが多い。」
この用語をシェア
最終更新: