ペルソナ・ノン・グラータとは?
ぺるそな・のん・ぐらーた
ペルソナ・ノン・グラータとは、外交上の用語で、受け入れ国が拒絶または追放した望ましくない外交官を指すラテン語の表現です。
ペルソナ・ノン・グラータ(Persona non grata)は「歓迎されない人物」を意味するラテン語で、国際法・外交の世界で特定の外交官や領事官を受け入れ国が拒絶・追放する際に用いられる公式用語です。1961年締結のウィーン外交関係条約第9条に明文化されており、国際社会で広く認められた制度です。
受け入れ国は理由を説明する義務を負わずに、任意のタイミングで外国の外交官をペルソナ・ノン・グラータと宣言できます。宣言を受けた派遣国は、当該人物を召還するか、在外公館の職員から解任しなければなりません。一定期間内に応じなければ、受け入れ国は当該人物の外交的特権を停止することも可能です。
この措置がとられる背景としては以下のようなケースがあります。
- スパイ活動や情報収集など外交業務を逸脱した行為が発覚した場合
- 受け入れ国の内政への干渉や扇動活動が認められた場合
- 二国間関係が悪化した際の報復・抗議措置として
- 外交官が重大な法令違反を犯した場合
ペルソナ・ノン・グラータの宣言は外交的緊張の高まりを示す指標としても注目され、国際ニュースでしばしば報道されます。逆に「ペルソナ・グラータ(歓迎される人物)」という表現は公式な着任同意(アグレマン)の文脈で使われます。
使い方・例文
外交スキャンダルの際に大使がペルソナ・ノン・グラータと宣言され、48時間以内に国外退去を求められたというニュースが伝えられました。
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