ペサハとは?
ぺさは
ペサハとは、ユダヤ教の最重要祭日のひとつで、古代イスラエル人がエジプトの奴隷状態から解放されたことを記念する春の祭りです。
ペサハ(Pesach、英語ではPassover)は、ユダヤ暦のニサン月14日から始まる7〜8日間の祭りで、「出エジプト記」に記されたモーセによる民の解放を毎年記念します。「ペサハ」はヘブライ語で「通り過ぎる」を意味し、神がエジプト人の長子を打つ際にイスラエル人の家を「通り過ぎた(過越した)」故事に由来します。
最大の特徴はハメツ(発酵食品)の断絶です。祭りの期間中は酵母で膨らませたパンや発酵飲料を家から排除し、代わりに発酵させていない薄焼きパン「マッツォ」を食べます。これは出エジプトの際にパン生地を発酵させる時間がなかったことを象徴しています。
祭りの初夜(または最初の二夜)には「セデル」と呼ばれる家族の食事会が開かれ、次の要素が含まれます。
- ハガダー(出エジプトの物語の朗読)
- マッツォ・苦菜・ハロセット(ナッツと果物のペースト)などの象徴食
- 四杯のワイン
- 子どもが質問を行う「四つの問い」の儀式
ペサハはユダヤ人にとって自由と解放の意味を世代を超えて伝える行事であり、イスラエル国内外で広く守られています。キリスト教の「最後の晩餐」がペサハの食事として行われたとされるため、宗教的にも文化的にも世界的な影響力を持ちます。
使い方・例文
春のペサハの週には、敬虔なユダヤ教徒の家庭でマッツォだけが食卓に並び、家族が集まってハガダーを読み上げながらセデルの夕食を囲みます。
この用語をシェア
最終更新: