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ベネデット・クローチェとは?

べねでっとくろーちぇ

ベネデット・クローチェは、19〜20世紀イタリア哲学者・歴史家・政治家で、「すべての真の歴史は現代史である」という言葉で知られる思想家です。

ベネデット・クローチェ(Benedetto Croce、1866〜1952年)は、イタリアを代表する哲学者・美学者・歴史家・政治家です。イタリア観念論の代表的人物として国内外で高い評価を受け、20世紀前半のイタリア文化・学術界に絶大な影響力を持ちました。

哲学では「精神の哲学」を体系化し、精神の活動を認識(直観・論理)と実践(経済・倫理)の四つの形式に分類しました。美学においては「芸術とは直観であり表現である」と主張し、芸術を概念や目的から独立した純粋な表現活動と捉えました。この美学論は20世紀の芸術哲学に広く影響を与えました。

歴史哲学では「すべての真の歴史は現代史である」という有名な命題を掲げました。これは、歴史を書くという行為は常に現在の関心・問いから過去を照らすものであり、過去の事実は現在の視点なしには意味をなさないという主張です。

政治的にはファシズムに抵抗した自由主義の立場を貫き、ムッソリーニ政権下でも学術・文化面から反ファシズムの論陣を張りました。戦後イタリアの民主主義再建にも貢献し、哲学者であると同時に市民的知識人として尊敬されています。

使い方・例文

「クローチェの『すべての歴史は現代史である』という言葉は、歴史研究や史学方法論の授業でよく引用されます」のように、歴史学や哲学の文脈で登場します。

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