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観念論とは?

かんねんろん

観念論とは、精神・意識・観念が物質よりも根源的な実在であると主張する哲学上の立場で、唯物論と対立する思想です。

観念論(かんねんろん)とは、世界の根本的な実在は物質ではなく、精神・意識・観念・理念にあると主張する哲学的立場です。英語では「idealism(イデアリズム)」と呼ばれ、唯物論(物質が根本であるとする立場)と対立します。

観念論には大きく二つの流れがあります。

主観的観念論は、外部の世界は認識する主観(心)に依存して存在するという立場です。ジョージ・バークリーは「存在することは知覚されること(esse est percipi)」と述べ、物質的対象は人間に知覚されることで初めて存在すると主張しました。

客観的観念論は、精神的なものが主観を超えた客観的な実在として存在するという立場です。プラトンの「イデア論」は典型例で、感覚で捉えられる現象世界の背後に完全な「イデア(形相)」という真の実在があると考えます。カントは「物自体」は認識できないとしながらも、認識の形式は人間の主観が与えると論じ、ヘーゲルは精神(絶対者)が自己展開する過程として歴史や世界を捉えました。

観念論は認識論・形而上学・政治哲学に大きな影響を与え、現代でも「概念が現実を構成する」という考え方として様々な分野に継承されています。

使い方・例文

「美しい」という価値が客観的に存在するかどうかを議論する際、観念論の立場では美の概念そのものが現実を超えた真の実在だと主張します。

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