ジョージ・バークリーとは?
じょーじばーくりー
ジョージ・バークリーとは、18世紀アイルランドの哲学者・聖職者(1685〜1753)で、「存在することは知覚されることである」という主観的観念論を唱えたことで知られます。
ジョージ・バークリー(George Berkeley)は、1685年にアイルランドのキルケニー近郊で生まれ、1753年に逝去した哲学者・アングリカン教会の司教です。ダブリンのトリニティ・カレッジで学び、後にクロイン司教(Bishop of Cloyne)を務めました。ジョン・ロック・デイヴィッド・ヒュームとともに近代イギリス経験論の三大哲学者の一人に数えられます。
バークリーの哲学の核心は主観的観念論(Immaterialism)です。彼は「物質的実体は存在しない」と主張しました。ロックが「物質が一次性質(形・大きさなど)を持つ」と論じたのに対し、バークリーは「私たちが認識しているのはすべて観念(ideas)に過ぎず、心から独立した物質的世界などというものは存在しない」と反論しました。
彼の有名な命題「存在することは知覚されることである(Esse est percipi)」は、この立場を端的に表しています。では誰も見ていないときに物は存在しなくなるのか、という疑問に対して、バークリーは「神が常にすべてを知覚しているから世界は存在し続ける」と答えました。これによって宗教的な世界観を哲学的に基礎づけようとしたのです。
バークリーの哲学はのちのカントやフッサールらに影響を与え、観念論の伝統において重要な位置を占めています。アメリカのカリフォルニア州バークレー市の名はバークリーに由来しています。
使い方・例文
哲学の入門講義で「外界は本当に存在するのか」というテーマを扱う際に、バークリーの「存在することは知覚されること」という命題が必ず取り上げられます。
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