ベニート・フベンティーノ・フアレスとは?
べにーとふべんてぃーのふあれす
ベニート・フベンティーノ・フアレスとは、19世紀メキシコの大統領で、先住民出身の初の国家元首として近代メキシコの基礎を築いた政治家・改革者です。
ベニート・フベンティーノ・フアレス(1806〜1872年)は、メキシコの政治家・法律家であり、メキシコ共和国大統領を務めた人物です。先住民(サポテク族)出身でありながら国家最高指導者となった点で、メキシコ史上極めて異例の存在です。
オアハカ州の貧しい家庭に生まれ、幼くして両親を失いながらも法学を修め、政界へ進出しました。1858年から始まる「改革戦争」では自由主義派を率い、保守派と戦って勝利を収めます。彼が推進した「レフォルマ(改革)」と呼ばれる一連の改革は、教会財産の国有化・政教分離・土地制度の見直しなど、近代国家建設に向けた根本的な変革でした。
1860年代にはフランスのナポレオン3世が軍事介入し、メキシコ皇帝にマクシミリアンを据えるという事態が生じましたが、フアレスは亡命政府を率いてレジスタンスを続け、最終的にフランス軍を撤退させてマクシミリアンを処刑し、共和制を回復させました。この抵抗の姿勢が「共和国の英雄」として現在も高く評価される理由です。
メキシコでは「ベニート・フアレス」の名が公共施設・都市・祝日に冠されるなど、建国の父に準じる存在として尊敬を集めています。
使い方・例文
ラテンアメリカ近代史の授業や書籍でメキシコ改革期を代表する人物として紹介されるほか、メキシコの紙幣にも肖像が使われています。
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