ベクレルとは?
べくれる
ベクレルとは、放射性物質が1秒間に崩壊する原子核の数を表す放射能の国際単位です。
ベクレル(Becquerel、記号:Bq)は、放射能の強さを表す国際単位系(SI単位)の単位です。放射性物質が1秒間に何個の原子核崩壊を起こすかを数値で示します。1ベクレルは「1秒間に1個の原子核崩壊が起きる放射能」と定義されています。
この単位は、放射能を発見したフランスの物理学者アンリ・ベクレル(Henri Becquerel、1852〜1908)の名にちなんで名付けられました。1975年の国際度量衡総会で採択され、それ以前に使われていた「キュリー(Ci)」に代わる単位として普及しました。
放射能の測定でベクレルが登場する主な場面は以下のとおりです。
- 食品中の放射性セシウムや放射性ヨウ素の含有量の規制値(Bq/kg)
- 空間線量測定と合わせた環境モニタリング
- 原子力発電所から放出される放射性物質の量の報告
- 医療用放射性同位元素(RI)製剤の投与量管理
ベクレルは崩壊の「回数」を示す単位であり、人体への影響の度合いを示す「シーベルト(Sv)」とは異なります。放射線の種類や組織への影響を考慮する際にはシーベルトで換算する必要があります。
使い方・例文
国内の食品中の放射性セシウムの基準値は一般食品で1kgあたり100ベクレル以下と定められており、検査で超過した場合は流通が制限されます。
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