プリテキスティングとは?
ぷりてきすてぃんぐ
プリテキスティングとは、架空の状況や身分を偽って信頼を得ることで、相手から情報を引き出すソーシャルエンジニアリングの手口です。
プリテキスティング(Pretexting)とは、攻撃者が「銀行員」「IT部門の担当者」「調査員」など架空の役割・状況(プリテキスト=口実)を作り上げ、相手に信頼させることで機密情報や認証情報を引き出すソーシャルエンジニアリング攻撃の一手法です。
フィッシング詐欺が主にメールやWebサイトを媒介とするのに対し、プリテキスティングは電話・対面・メッセージなど様々な経路で行われ、事前に入念なシナリオが組み立てられている点が特徴です。被害者は騙されていると気づかないまま、パスワードや個人情報、社内情報などを自ら提供してしまいます。
代表的なシナリオの例を挙げます。
- IT部門を名乗り「アカウントの確認が必要」として社員からパスワードを聞き出す
- 銀行担当者を装い「不審な取引を確認」として口座情報や暗証番号を引き出す
- 宅配業者を装い、建物への不正侵入の口実を作る
プリテキスティングへの対策として重要なのは、要求の正当性を別経路で確認する習慣の徹底です。電話やメールで求められた情報を即座に提供するのではなく、公式の連絡先に折り返して確認する手順を組織的に浸透させることが有効です。従業員向けのセキュリティ教育においても重要なテーマとして取り上げられています。
使い方・例文
「システム部の者ですが、あなたのアカウントに不審なアクセスがあり、今すぐパスワードを教えてください」という電話は、プリテキスティングの典型的な手口であり、本物のIT部門がパスワードを電話で聞くことは通常ありません。
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