ブラッドリー・エフロンとは?
ぶらっどりーえふろん
ブラッドリー・エフロンは、ブートストラップ法を考案したアメリカの統計学者で、現代統計学に革新をもたらした研究者です。
ブラッドリー・エフロン(Bradley Efron、1938年〜)は、アメリカの統計学者で、スタンフォード大学の名誉教授として長年にわたり統計学の発展に貢献してきました。現代の計算機統計学を代表する人物の一人として国際的に高く評価されています。
エフロンの最大の業績は、1979年に発表した「ブートストラップ法(Bootstrap Method)」の考案です。ブートストラップ法とは、手元にあるデータから繰り返し再標本抽出を行うことで、推定量の分布や標準誤差・信頼区間を計算機を使って近似する手法です。従来の統計学では数学的な解析解が必要であった多くの問題が、この手法によってコンピュータシミュレーションで解けるようになりました。
ブートストラップ法が革新的だった点は次のとおりです。
- 正規分布などの仮定を必要とせず汎用性が高い
- 複雑な統計量にも適用できる
- コンピュータの普及と相まって実用性が急速に高まった
- 機械学習や医学統計など幅広い分野で活用されている
また、エフロンはジェームズ=スタイン推定量の研究や、ベイズ統計と頻度論統計の融合を目指す「経験ベイズ」の研究でも知られ、理論と応用の両面で統計学を牽引してきました。2018年には統計学のノーベル賞とも称されるガイ・メダルを受賞し、その功績が改めて国際的に認められています。
使い方・例文
「サンプルサイズが小さい場合にブートストラップ法を使って信頼区間を推定する」のように、機械学習や医学統計の文脈でブラッドリー・エフロンの考案した手法が日常的に参照されます。
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