ブラックレターとは?
ぶらっくれたー
ブラックレターとは、中世ヨーロッパで発展した、太くて角張った装飾的な書体(フォント)の総称のことです。
ブラックレター(Blackletter)は、主に12世紀から17世紀にかけてヨーロッパで広く使われた書体の総称で、筆の角度や太い縦線、細い横線が生み出す独特の骨格を持ちます。別名「ゴシック体」「テキストゥーラ」とも呼ばれ、日本語では「黒文字」と訳されることもあります。
中世の写本(手書きの書物)が起源で、修道院の写字生が羽ペンや葦ペンで素早く書けるよう発展しました。その後、グーテンベルクが活版印刷を発明した際にも初期の活字としてブラックレターが採用されたため、ヨーロッパ全土に広まりました。
ブラックレターには主に次のような種類があります。
- テキストゥーラ:最も古典的で規則正しい形の書体
- シュワバッハー:ドイツで発展した丸みを帯びたタイプ
- フラクトゥール:ドイツで長く公式書体として使われた形式
- コーポレート・ゴシック:英語圏で発達した書体
現代では実用的な文書にはほとんど使われませんが、新聞の題字(ニューヨーク・タイムズなど)、ビール瓶のラベル、音楽バンドのロゴ、タトゥーデザインなどで装飾的に用いられることが多く、「歴史的・重厚・権威ある」印象を与える書体として親しまれています。
使い方・例文
欧米の老舗新聞社の題字やドイツのビールブランドのラベルに見られる、太くて角張った荘重なロゴ文字がブラックレターの典型例です。
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