フローティング基礎とは?
ふろーてぃんぐきそ
フローティング基礎とは、軟弱地盤において建物の重量と掘削した土の重量をつり合わせることで地盤沈下を防ぐ基礎工法です。
フローティング基礎(浮き基礎・補償基礎とも呼ばれる)とは、建物の基礎を深く掘り下げ、掘削によって除去した土の重量と建物の重量をほぼ等しくすることで、地盤への追加荷重をゼロに近づける基礎工法です。
通常の基礎工法では、建物の重量が地盤に新たな荷重として加わるため、軟弱地盤では不同沈下が生じる恐れがあります。フローティング基礎ではこの原理を逆手に取り、「掘り出した土の重量=建物の重量」となるように設計することで、地盤に加わる正味の圧力変化を最小限に抑えます。
この工法が有効な場面は以下の通りです。
- 粘性土・軟弱地盤など圧密沈下が懸念される地域での大型建物
- 地下室を設けることで掘削量を確保しやすい建物
- 杭打ちが困難な地盤環境
ただし、地下水位の変動や地盤の不均一性によっては完全な補償が難しく、詳細な地盤調査と設計が不可欠です。土木・建築工学の基礎設計において重要な概念のひとつです。
使い方・例文
軟弱な沖積地盤に高層マンションを建設する際、地下数階分を掘削してフローティング基礎を採用し、沈下リスクを低減した事例が土木工学の教材に登場します。
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