本文へスキップ

フリードリヒ・ヘルダーリンとは?

ふりーどりひへるだーりん

リードリヒ・ヘルダーリンとは、ドイツ・ロマン主義を代表する詩人で、古代ギリシャへの憧憬と神々の喪失を歌い上げた叙情詩・讃歌で後世に多大な影響を与えた人物です。

リードリヒ・ヘルダーリン(Friedrich Hölderlin、1770〜1843年)は、ドイツのラウフ・アム・ネッカー生まれの詩人で、シラーゲーテと同時代に活躍しながら独自の詩世界を築きました。神学校時代にヘーゲルやシェリングと机を並べた知識人でもあります。

ヘルダーリンの詩の特徴は、古代ギリシャの神々と英雄への深い敬愛と、近代における神的なものの喪失への嘆きにあります。彼はピンダロスなどギリシャの詩人を範に取り、讃歌(ヒュムネン)や頌歌(オーデン)という形式を駆使して、壮大かつ哲学的な詩を書きました。代表作には以下があります。

  • 書簡体小説『ヒュペーリオン』
  • 讃歌「パトモス」「ライン川」「ゲルマーニエン」
  • 悲劇断片『エンペドクレスの死』

30代になるころから精神に変調をきたし、1806年以降の約36年間をテュービンゲンの塔の中で過ごしました。しかし、その晩年に書かれた「塔の詩」も独特の美しさを持ちます。20世紀に入り、ハイデガーがヘルダーリンの詩を哲学的に解釈したことで再評価が進み、現代ドイツ語圏における最重要詩人の一人として位置づけられています。

使い方・例文

「フリードリヒ・ヘルダーリン」という名前は、ドイツ文学史・ロマン主義・哲学(特にハイデガー研究)の文脈で登場します。例えば、「ヘルダーリンは『詩人とは何か』と問い続け、その問いはハイデガーの存在論的考察の出発点にもなった」のように言及されます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語