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フリジア終止とは?

ふりじあしゅうし

フリジア終止とは、バス声部半音下行して終わる特徴的な和声進行で、古い教会音楽や対位法楽曲に多く見られる終止形です。

フリジア終止(Phrygian cadence)とは、和声学・対位法において、低音声部バス)が半音階的に下行しながら終止する和声進行のことです。具体的にはバスがEからDへ(ないしその移調形)と半音下がり、和音がivからVへ進行するパターンが典型例として知られています。

この終止形の名称はギリシャの旋法「フリジア旋法」に由来します。フリジア旋法は2番目の音が半音上に位置するという特性を持ち、そこから生じる独特の半音進行がこの終止形の基礎となっています。

バロック音楽の時代に多用され、特にJ.S.バッハのコラールや組曲の緩徐楽章の終わりに頻繁に登場します。フリジア終止は完全な終止感を与えないため、次の楽章への橋渡しや、「未解決の緊張感」を意図的に残したい場面で使われます。

現代のポップスやジャズ、フラメンコなどにもフリジア終止の影響が見られ、スペイン系の音楽では特に重要なスタイル上の要素となっています。和声の授業では「偽終止」や「半終止」などと並んで扱われる基本的な終止形のひとつです。

使い方・例文

バッハの組曲でゆっくりした楽章が終わるとき、次の楽章への「続く感じ」を演出するためにフリジア終止が使われることがあります。和声学の授業では、コラール課題の終止形として問われる重要な用語です。

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