フラメンコギター奏法とは?
ふらめんこぎたーそうほう
フラメンコギター奏法とは、スペイン南部発祥のフラメンコ音楽で用いられる、独特の打弦・爪弾き技術の総称です。
フラメンコギター奏法は、スペイン・アンダルシア地方を起源とするフラメンコ音楽に特有の演奏技術の体系です。クラシックギターとは異なる独自の奏法群が発達しており、複数の技術を組み合わせることで激しいリズムと情熱的な音色を生み出します。
代表的な技術としては次のものが挙げられます。
- ラスゲアード:複数の指を扇状に広げて素早く弦を掻き鳴らす技法で、迫力ある和音を連続して出せます。
- ピカード:一本の弦を複数の指で交互に弾き、速い単音旋律を奏でる技法です。
- アルペジオ:和音の構成音を親指と各指で分散させて弾く技法で、流麗な旋律表現に使われます。
- ゴルペ:ギター表面を指で打って打楽器的な効果を加える技法です。
フラメンコギターはクラシックギターより弦高がやや低く設定されることが多く、また爪を右手の指先で長く伸ばして弾くため、独特の鋭い音色が出ます。12拍子系の「コンパス」と呼ばれる複雑なリズム構造への対応も、この奏法の大きな特徴です。
フラメンコは2010年にユネスコの無形文化遺産に登録されており、ギター奏法もその中核をなす重要な要素として世界的に高い評価を受けています。日本にも多くの愛好者がいて、専門家による教室も各地で開かれています。
使い方・例文
フラメンコの舞台では、踊り手の足拍子(サパテアード)に合わせてギタリストがラスゲアードで激しいリズムを刻み、観客を圧倒する場面が典型的な登場例です。
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