フウチョウウミウシとは?
ふうちょううみうし
フウチョウウミウシとは、色鮮やかな体色と羽のように広がる突起が特徴的な裸鰓類のウミウシで、熱帯・亜熱帯の浅海に生息します。
フウチョウウミウシ(風鳥海牛)は、軟体動物門腹足綱の裸鰓目(ヌディブランキア)に属するウミウシの一種です。「フウチョウ」の名は極楽鳥(フウチョウ科)に由来し、鮮烈な色彩と体表に広がる華やかな突起が、その羽飾りを思わせることからついた名前です。
裸鰓類全般と同様に、フウチョウウミウシも外套膜に覆われた貝殻を持たず、体表に並ぶ「セラータ(cerata)」と呼ばれる突起で呼吸を行います。この突起にはしばしば刺細胞(ニダリア細胞)が蓄積されており、クラゲやイソギンチャクなどを食べた際にそれらの刺胞を自らの防御に転用することが知られています。
体色は種によって青・赤・橙・白など多彩で、警戒色(アポセマティズム)として捕食者に毒や不味さを警告する役割を果たします。食性は主に海藻・スポンジ・ヒドロ虫類などで、種ごとに好みが異なります。
熱帯・亜熱帯の珊瑚礁や岩礁域に多く見られ、スキューバダイビングを楽しむ人々に人気の高い生物です。その美しさから水中写真の被写体としても人気があり、生物多様性の象徴としてしばしば紹介されます。
使い方・例文
フウチョウウミウシは、沖縄や奄美の海でダイビングをする際に観察できる生物として登場します。たとえば「珊瑚礁の岩陰にフウチョウウミウシが鮮やかな体を見せていた」のように使われます。
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