ピラハ語とは?
ぴらはご
ピラハ語とは、アマゾン流域の少数民族ピラハが話す言語で、世界でも特異な文法構造を持つことで有名です。
ピラハ語(Pirahã)は、ブラジルのアマゾン川支流マイシ川流域に住む少数民族ピラハ(人口数百人)が話す言語です。言語学の世界で長年注目を集めており、その理由はこの言語が持つ多くの「例外的特徴」にあります。
ピラハ語の主な特徴として以下が挙げられます。
- 数詞を持たない:「一つ」「二つ」といった数の概念を示す単語がなく、「少し」「多い」程度の表現のみとされる。
- 色彩語の欠如:色を表す固有の語彙がほとんどなく、明暗や形で代替する。
- 時制の単純さ:過去・未来の時制が非常に限定的で、直接経験した事柄を重視する「証拠性」の概念が中心。
- 再帰構造(埋め込み文)がない:「〜と思う」「〜と言った」のような文の入れ子構造がないとされる(学者間で議論あり)。
ピラハ語の研究は、言語と思考の関係、言語の普遍性と多様性を考える上で重要な事例として、現在も言語学・認知科学の分野で議論が続いています。
使い方・例文
言語学の授業や書籍で「数を持たない言語の例」として紹介されるほか、「言語が思考を制約するか」という議論の文脈でピラハ語が引き合いに出されます。
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